全3回の貯金術の最後を飾るのは、「人生に目的を持つ」ということです!
人生に目的を持つことは誰もが出来ていることではないと思います。
ただ、これを実行することで貯金だけでなく、健康にも大きな影響があることが分かっています。
前回お話した「くり返し思考」のようにすぐに出来るテクニックではありませんが効果は絶大です。
「まだ人生の目的なんてない!」
という場合は、人生について考える良い機会にして頂ければと思います!
Contents
人生の目的によって年収と貯金が増える!
この研究はコーネル大学で行われたもので、4660人のアメリカ人を対象にしています。
研究内容
全員に性格テストや人生の満足度チェックをしたうえで、「人生の目的」を持っているのかを調べました。
この研究では、下記のような質問にイエスかノーで答えてもらいました。
・世の中には漠然とした人生を送る人もいるが私は違う
・私はその時々の人生を生きており、未来については本気で考えない
・人生でやるべきことは全てやり終えたような感覚になる時がある
人生の目的レベルが高い人であれば、「イエス」「ノー」「ノー」の順に答えますよね。
このチェックをしたうえで、10年後に全員の年収と貯金額を調べました。
研究結果
・人生の目的レベルが高い人ほど年数と貯金額が高い傾向にあった
・人生の目的レベルが標準偏差から1つ上がるごとに貯金額は約244万円上がった
上記のような結果が出ました。
それぞれの性格や人生に対する満足度を調整しても同じ傾向になったそうです。
この結果から、性格や今置かれている環境がどういう状況でも、人生の目的をもっていれば年収と貯金は増えるということです。
人生の目的を持つと寿命も延びる
貯金とは関係ありませんが、人生の目的を持つと寿命が延びることも明らかになっています!
特に仕事を辞めた高齢者ほど人生の目的を見失いやすくなり生きるモチベーションが低下するため、人生の目的を持つことは非常に重要です。
どうして人生に目的を持つと年収と貯金が増えるのか?
ここからは研究結果から考える僕の意見です!
誘惑に負けにくい
人生の目的を持つことで、達成を妨げる誘惑に負けにくくなります。
例えば、
「恵まれない子供たちを1人でも少なくする!」
という素晴らしい目的を持っていたとします。
この目的を達成する為の方法は色々あると思いますが、毎日スマホゲームをやったり、上司の愚痴を言いながらお酒を飲んだりしていては目的から遠ざかってしまいます。
スマホゲームやお酒が悪いということではなく、達成したい目的があるならその程度の誘惑に負けてはいけないということです。
ゲームもお酒もほどほどに。
自分の中に羅針盤が出来る
人生に目的を持つと目指す方向がはっきりと決まり自分の中に羅針盤が出来ます!
先ほどお話した「誘惑に負けにくい」というのと似ていますが、人生の目的を達成する為の行動にフルコミット出来るようになります。
人生の目的は人それぞれですが、目的達成のために必要な行動が何なのか考えその行動に沢山の時間を使うことが1番の近道であることは、どんな目的でも間違いありません。
実践編
人生の目的を持つというのは非常に難しいことです。
人生の目的を常に考える
これは既に人生の目的を持っている人にも言えることです。
死ぬまでずっと同じ目的で生きることは大変だと思いますし、自分が成長するうちに考え方が変わることはよくあることです。
仕事や勉強が忙しすぎて考える暇がないのはとても危険です!真っ暗な森を懐中電灯も持たずに歩き続けるようなものです。
たまにはゆっくりと考えるだけの時間を作るのも良いと思います。
今やりたいことに没頭する
先ほどのお話と真逆に聞こえるかもしれませんが、考えても人生の目的が分からない場合は今やりたいことに没頭しましょう!
何十年も人生の目的を持っていなかったのに、突然人生の目的を考えたって分からないのは当然ですが、人間は行動しながら学べる生き物です。
今やりたいと思うことに没頭していれば考え方が変わったり、新しい自分を見つけたりできるかもしれないので、考えても分からないときはとにかく行動しましょう!
まとめ
人生の目的を持つことで、
・年収と貯金額が増える
・寿命が延びる
この2つの効果が証明されています!
人生の目的をすぐに持つことは難しいかもしれませんが、貯金以外にも大きな影響があるので真剣に考える機会を持つことをおすすめします。
これまで3回に分けて貯金をするためのテクニックをお話してきました。
① ノスタルジーを感じる
② くり返し思考を持つ
③ 人生の目的を持つ
この3つのテクニックを使うことで1年後の貯金額に大きな差が出ることは科学的に証明されています!
今回お話した、「人生の目的を持つ」というのは今すぐには実践しにくいですが、「ノスタルジーを感じる」「くり返し思考を持つ」というのは今からでも実践できるので、まだご覧になっていない方はぜひご覧ください!