僕は2018年7月に起業し、訪問鍼灸マッサージを始めました。
訪問鍼灸マッサージというのは、足が不自由で通院出来ない患者さんの自宅に伺い施術するというもので、医師の同意書があれば医療保険を使えることが大きな特徴です。
訪問鍼灸マッサージについては他の記事で詳しく紹介しようと思っています!
起業してから約1年が経ちますが思っていたより大変だったのが、お金のやり繰り・広告宣伝・時間管理の3つです。
訪問鍼灸マッサージに限らず他の業種で起業してもぶち当たる可能性がある壁なので、この3つについて詳しくお話していきます!
起業に興味がある方は、この記事を読んで壁を乗り越える為の準備をしていきましょう!
Contents
お金のやり繰り
起業して大変だったことの1つ目はお金のやり繰りです。
お金のやり繰りが必要なことは分かっていましたが、想定外の出費や売り上げの管理などに起業当初は苦戦しました!
1-1.収入と支出の管理
起業したら利益を出さないと生きていけません。
「利益=収入-支出」なので、収入を最大化し支出を最小限に抑える。
ビジネスの基本ですが、これを1人でやるのには苦労しました。
収入に関しては予測出来るのですが、起業して間もない頃は突発的な支出が発生することがあったので、資金計画は余裕を持つことをおすすめします!
1-2.住民税と国民年金
起業する前は会社員として働いていました。
会社員の場合、税金と社会保険料が給料から天引きされていますよね。
2018年6月に退社し7月に起業したのですが、8月頃に住民税と国民年金の納付書が届きました。
当時は税金や年金に対しての知識がほとんどなく、税金と年金を支払うのはもう少し後からだと勝手に思っていました。
起業する際には、税金や年金の支払いがどのぐらいになるのかを計算してから資金繰りする方が慌てなくて済みます!
1-3.医療保険は振り込まれるのが遅い
訪問鍼灸マッサージは医療保険を使った施術なので、患者さんが負担する一部負担金以外は保険者(自治体・保険組合・健康保険協会など)から入金されます。
例えば、6月施術分は7月になってから保険者に請求します。
保険者は請求内容が正しいのか違法性がないのかを精査し、問題なければ僕の銀行口座に振り込まれます。
保険者によって振り込まれるまでの期間は違いますが、書類を提出してから早くて2か月、遅いと半年後に振り込まれることもあります。
売り上げは出せているけれど現金が入って来ないというのは、医療保険を使う僕のような職種以外でもよく聞く話です!
「キャッシュisキング」という言葉があるように、キャッシュ(現金)がいくらあるのかというのはとても重要なことなので、売り上げだけでなく現金の管理も徹底しなければいけません!
広告宣伝
会社員の頃には広告宣伝や営業をほとんど経験していなかったので、独学で勉強しながら試行錯誤してしました!
2-1.どこに広告宣伝するのが良いのか?
広告宣伝はどんなビジネスをやるにしても必要です。
訪問鍼灸マッサージの患者さんのほとんどは80歳以上のお年寄りです。
80歳以上のお年寄りに情報を届けるのにインターネットだけで広告宣伝しても効果は薄いはずです。
誰に広告宣伝したいのかによって効果の出る方法は変わってきます。
本やインターネットで勉強するのも大切ですが、ターゲットを意識して実践を繰り返すことが最も効果的だと実感しています。
2-2.ニーズを見出すことに苦戦
僕が起業したのは人口5万人ほどの田舎なのですが、訪問鍼灸マッサージというサービスがあることを認知されていませんでした!
都市部であれば同業他社はたくさんいるのですが、同業他社が全くいないことがサービス自体を認知されていない大きな要因でした。
地域のお店にパンフレットを置いて頂いたり、ケアマネージャーに営業したり、デイサービスでボランティアをしてみたりと色々なことをしました。
以前よりは認知されましたが、起業してから半年ぐらいはニーズを見出せずに苦戦しました!
どんなビジネスでもニーズが無い状態ではどうしようもないので、どうすればニーズを見出せるのか考えることは非常に重要です。
2-3.新聞折り込みが1番効果的でした!
僕が行った広告宣伝のなかで1番費用対効果が大きかったのが新聞折り込みチラシでした!
80歳以上のお年寄りか80歳以上の両親を持つ子供をターゲットにしていたので、新聞折り込みチラシが効果的だったのだと思います。
お金をかけないために自分でポスティングしていたこともありましたが、いたずらに時間がかかり効果が少なかったです。
あくまで僕の場合は新聞折り込みチラシが効果的だったという話なので、インターネット広告・ポスティング・駅前でのチラシ配り・看板などの様々な方法からベストな方法を見つけることが大切です!
時間管理
3-1.働きすぎに注意!
起業するとどれだけ働こうがどれだけ休もうが自由です。
自由というと聞こえは良いですが、起業当初はほとんど休みなしで働いてしまいワーキングプアになっていました。
不安だから働いていたという感じでしたが、仕事の質は上がらないですしたくさん働けば結果が出たという訳ではありません。
3-2.メリハリをつけるのが大変
常に仕事のことを考えてしまいメリハリをつけるのが難しかったです。
仕事をしていなくても仕事のことばかり考えてしまい、思考が凝り固まっているような状態でした!
仕事は仕事、遊びは遊びで切り替えられるのが理想ですが、これが意外と難しいですよね。
3-3.強制的に休ませる
旅行に行ったりライブに行ったりして、強制的に自分を休ませるようにすると気持ちが楽になりました!
自分が頑張って結果を出さなければ収入が無いというのが起業です。
だからこそやりがいがあるのですが、自分を追い込みすぎるのも良くないことを実感しています。
強制的に休む状況を作りながら、自分の心と身体をコントロールすることがとても大切です!
まとめ
お金のやり繰り・広告宣伝・時間管理の3つは起業すると必ずぶち当たる壁です!
本やインターネットで情報をインプットすることは大切ですが、実践でしか得られないこともたくさんあります。
1つ1つの壁を乗り越えることが起業で成功するために必要なことなので、起業するならその覚悟を持ってチャレンジしましょう!