人によっては終身雇用してもらえるけど、全員が終身雇用されるのは難しいだろうね。
日本のトップ企業であるトヨタ自動車の豊田章男社長が、
「雇用をずっと続けている企業、税金をずっと納めている企業に対して、(終身雇用の)インセンティブがあまりない」
「なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきたのではないか」
このような発言をしたことがニュースになりました。
ネガティブなニュースに感じるかもしれませんが、こういう時代だからこそ1人1人にチャンスがあります!
豊田社長の発言の真意、今後起こりうる社会の変化について考えていきます!
Contents
なぜ豊田社長は終身雇用の崩壊に言及したのか?
豊田社長は全世界に情報が発信されることが分かった上で発言しました。
その理由について考えていきます!
豊田社長以外にも終身雇用の崩壊について発言した人がいる
豊田社長だけでなく経団連の中西宏明会長も、
「終身雇用を前提とすること自体が限界になる」
「だめになりそうな事業を、雇用を維持する為に残すということをすると、雇用されている方にとって1番不幸」
という発言しています。
また、経済同友会の桜田謙悟代表幹事は
「昭和の時代は大変良く機能したと思う。ただ経済そのものが大きく変革してしまった中で、終身雇用という制度を捉えるとすれば、やはり『制度疲労』を起こしている可能性があるので、(今後)もたないと私は思っている」
このように発言しています。
経済界のトップから終身雇用の崩壊についての発言が相次いでいるわけですが、なぜこのタイミングで不景気を予感させるような発言をするのでしょうか。
終身雇用を続けると企業はどうなる?
終身雇用は戦後間もない頃から本格的に導入されたと言われています。
当時は物が不足しており、工場などで大量生産するための労働力を必要とする企業が沢山ありました。
企業は人材を確保する為に
「うちの会社で頑張って働いてくれれば、一生面倒見ますよ!」
と終身雇用を掲げていました。
経済成長が続いていれば終身雇用を続けても問題ないのかもしれませんが、今は国内経済が停滞している状態ですよね。
このまま終身雇用を続けると人件費が増え続けるのに売り上げは停滞し、赤字が続き倒産する。
こんな最悪のシナリオも考えられます。
豊田社長の真の狙いは?
豊田社長が終身雇用の崩壊について言及することで、世間がトヨタ自動車の先行きを不安に感じ株価が下がる可能性もあります。
そのリスクを負って今回の発言をしたのには何か大きな理由があるはずです。
・今後さらに非正規労働者を増やすことを示唆するため
・社員に危機感を持たせるため
・日本政府と協力して制度を変えるため
色々なことが考えられますが、今後の豊田社長の動きから目が離せないのは確かです。
終身雇用の崩壊にどうやって立ち向かうか
社会の大きな流れを止めることは難しいので、それぞれがどのように考え行動するのかが大切です。
会社内で変えの利かない人材になる
終身雇用を続けるのが難しいとはいっても、会社にとって必要な人材を切り捨てることは難しいはずです。
あなたにしか出来ないこと、あなただから任せられていることがある場合、会社にとって変えの利かない人材であると言えるでしょう。
転職時に役立つスキルを身につける
いつでも転職できる状態にするというのも1つの方法です。
例えばプログラミングスキルを身に付けていれば、プログラマーとして雇いたいと思う企業はあるでしょうし、営業が得意であれば他の会社でも成果をあげられるでしょう。
上司から言われたことを無難にこなしているだけではお先真っ暗です。
副業をする
平日の就業後や休日を利用して副業するのも良いと思います。
政府も副業を推進していますが、実際に副業を始めているのはごくわずかです。
パーソル総合研究所の調査によると、2018年10月時点で正社員のうち副業をしている人の割合は10.9%だったそうです。
副業をすることで本業の給料が多少下がっても生活を維持出来たり、副業がきっかけで起業出来たりする可能性があります。
起業をする
僕自身は起業しましたが、いきなり起業する人は少数派だと思います。
起業については他の記事で詳しく書いていきますが、終身雇用が崩壊したとしても大きな影響はなく、自分の力で稼ぐことが出来るのはメリットです。
終身雇用の崩壊=実力が全ての世界
何となく働いているだけでは生き残れません。
努力して結果を出せば報われる
これからは仕事の出来る人が評価され出来ない人は必要なくなります。
残酷に聞こえるかもしれませんが、資本主義社会である以上仕方ありません。
今までの年功序列による給料とは違い、同じ会社にいても仕事の出来る30歳の方が、仕事の出来ない50歳よりも給料が高いということが起きてくるはずです。
貧富の差が広がる可能性
今まで以上に実力がものを言う時代になるので、貧乏な人と裕福な人の差は広がっていくでしょう。
不公平だと感じる人もいるのかもしれませんが頑張って成果をあげた人が正当に評価され、そうでない人は評価されないのは当たり前で、今までのシステムがおかしかったと思います。
変化に対応出来る人が得をする
ぬるま湯に浸かって現状維持していれば良かった時代はもう終わりました。
変化に対応したり自分から変化したり出来る人が得をします。
あなたはどうする?
日本の現状とその対策についてお話してきましたが、実際に行動するのはあなた自身です。
何も変わらないのはリスクです
前項でお話しましたが、変化に対応しないと生き残れません。
会社での働き方を変えたり、新しいスキルを身に付けるために勉強したり、休日を使って副業をしたり。
「今のままだと危ないかもしれない」
と感じるのであれば変化するチャンスです。
選択するのはあなた自身
どういう人生にするのかはあなたが決めることです。
僕は変化することを選び今に至ります。
2018年7月に起業し、同年に副業と投資を始め、2019年5月からブログを毎日更新しています。
まだまだ成果が出ないものもありますが、この1年で収入は3倍になりました。
変わることはリスクを伴いますが、変わらないことも大きなリスクです。
どうせなら人生が良くなる可能性が高いほうにリスクをかけてみませんか?
僕はブログを通じてあなたの背中を押し続けます!