少しずつ時給は上がると思うけど急に上がる可能性は低いかな。
日本の最低賃金は2016年度の時点では世界12位です。
世界12位と聞くと、
「日本は意外と最低賃金高いほうなんだ!」
と思うかもしれませんが、主要先進国(G7)のなかだと下から2番目の低い水準にあります。
日本のなかでも都道府県によって最低賃金が違いますが、今のままだと雇われるだけで豊かになるのは一部の職業を除いて不可能です!
経済的に豊かになりたいと思っている人ばかりではないと思いますが、少なくともお金があって困ることはありません。
最低賃金を上げるかどうかが選挙の争点になったり国会で議論されたりしていますが、突然最低賃金が1500円になる可能性は低いです。
今回の記事では、日本の時給についての話と日本で豊かに生きるための方法をお話していきます。
結論から言うと、時給が上がることに期待するより自分で稼いだ方が手っ取り早いです!
Contents
日本の時給は安すぎる!
国連の発表によると、日本の最低賃金は生存のために必要な最低金額を下回っているそうです。
日本で生活をしているとこの事実を知らない人が多いと思いますが、国連からこんな風に言われるぐらい日本の時給は安いです!
日本の最低賃金は874円
厚生労働省が発表している日本全国の最低賃金の平均は874円です。(2019年7月時点)
主な都道府県の最低賃金は以下の通りです。
北海道 835円
東京都 985円(全国1位)
愛知県 898円
大阪府 936円
福岡県 814円
鹿児島県 761円(全国最下位)
世界1位のオーストラリアは約1450円
オーストラリアの2016年度の最低賃金は約1450円です!(1ドル=112円で計算)
この時の日本の最低賃金は便宜上750円で計算されているので、オーストラリアの半額ぐらいです。
もちろん物価の違いなどもあるので単純な比較は難しいですが、日本で2時間働いて稼げる金額とオーストラリアで1時間働いて稼げる金額がほぼ同じです。
これからの日本の時給はどうなるのか?
日本の時給が安いならさっさと上げれば良いかもしれませんが、そんな簡単には時給を上げられないというのが現実です。
安い時給しか支払えない企業が多い
雇う側の企業からしたら人件費が高いよりも安い方が良いですよね。
お金に余裕のある企業であれば時給を上げても問題ないですが、会社の財布に余裕がないと安い時給しか支払えないということになります。
安い時給で雇うというのは企業側のエゴかもしれませんが、日本ではそういう企業が多いのが現状です。
人手不足で徐々に時給が上がる
安い時給しか支払えない企業が多いですが、今の日本は人手不足で仕事が余るほどあります。
この状況だと雇われる側が色々な仕事を比較して選ぶようになるので、時給の安い仕事は選ばれにくくなります。
そのため人を雇えないと仕事にならないので時給を上げる企業が増えてきます。
最低賃金が大幅に上がる可能性は低いですが、時給を上げていく企業が増えることは間違ありません。
日本で豊かに暮らすにはどうすればいい?
時給が1500円でも豊かではない!
時給が上がれば豊かになれそうな気がしますが、時給が1500円になったとしても豊かではありません。
例えば、時給1500円で1日8時間、月20日勤務の場合は月収24万円です。
月収24万円あれば生活は出来ますが決して豊かとは言えません。
時給1500円になったとしてもこんな状況なので、今の日本の時給がどれだけ安いのかが分かるかと思います。
副業か起業が必須!
雇われて働くだけで豊かになるのは難しいので副業か起業が必須です。
とにかく長時間働いて稼ぐという方法もあるかもしれませんが、いつまでもその方法で稼ぐのは難しいですし身体を壊す可能性があります。
副業か起業をすることで自分の時間単価を上げられるかもしれないので、豊かに生きたいのであれば副業か起業に挑戦しましょう!
固定費を下げる
これは意外と見落としがちですが、毎月の固定費を下げれば自由に使えるお金や蓄えが増えます!
・家
・車
・保険
特にこの3つは一生のうちに数千万円単位のお金が動くので、本当に必要なものだけにお金をかけることが大切です。
・家→賃貸に住む
・車→持たない(田舎に住んでいるなら軽自動車)
・保険→掛け捨ての生命保険だけ入る
このようにするだけでも毎月数万円の余裕が出来ます!
副業や起業でお金を稼ぐのは難しいのなら、せめて固定費の削減だけはやりましょう。
まとめ
日本の時給は安いというのが現状ですが、時給が上がるのを待っているのは時間の無駄です。
自分が努力をする方が効果が高いことは間違いないので、副業や起業に挑戦したり固定費を下げたりして、自分の身は自分で守りましょう!