ところで、わたしは何回だと痩せやすいのかな?
このような疑問に答えます。
この記事を書いている僕は、9年間で延べ2万人以上の健康をサポートし、妻のダイエットも成功させています。
食事回数について聞かれることも多かったので、そこで得た知識と経験をもとに解説します。
✔もくじ
1.ダイエット中の食事回数は何回でも良い
2.【生活スタイル別】おすすめの食事回数
3.まとめ
ダイエット中の食事回数は何回でも良い

食事回数はダイエット成功のために必要な要素ではありますが、そんなに気にしなくても大丈夫です。
食事回数が何回でも瘦せられる
「食事回数が多い方が血糖値が安定して痩せられる」
「1日1食の方が空腹時間が長くなって脂肪が燃焼する」
こういう情報を見たことはありませんか?
この2つの情報は間違っていませんが、あまりにも狭い考え方だと思います。
食事回数はダイエットを構成する1つの要素ではありますが、「1日〇食じゃないと痩せられない」ということはありません。
回数よりも摂取カロリーが重要
食事の回数を気にするよりも1日の摂取カロリーを気にしましょう。
ダイエットの基本は、「消費カロリー>摂取カロリー」という状態を作ることです。
消費カロリーと摂取カロリーのバランスは体重の変化で予測出来ます。
体重が増える=摂取カロリーの方が多い
体重が減る=消費カロリーの方が多い
変化なし=だいたい同じぐらい
消費カロリーと摂取カロリーを計算するアプリもありますが、正確に計算することは不可能です。
食品に表示されているカロリーは20%までの誤差が認められていますし、身体の中で消費されるカロリーは人それぞれ。
カロリー計算をしても良いですが大体の目安にしましょう。
1日2食と4食で比較してみる
食事回数による違いをイメージしやすくするために、1日2食と1日4食の生活を比較してみましょう。
1日2食の場合
8時:朝食は何も食べずに仕事に行く
12時:お腹が空いたのでしっかり食べる
(900kcal)
20時:夕食もしっかり食べる
(900 kcal)
合計:1800kcal
1日4食の場合
8時:朝食を食べてから仕事に行く
(400 kcal)
12時:空腹感が弱いので軽めの昼食
(500 kcal)
16時:小腹が空いたのでおやつを食べる
(200 kcal)
20時:夕食も適度に食べる
(700 kcal)
合計:1800kcal
1日2食でも4食でも1日の摂取カロリーが1800 kcalになっています。
このような食事が継続出来ればどちらでも痩せられます。
ダイエットの主役は摂取カロリーと消費カロリーのバランスなので、食事の回数は脇役だと思ってください。
食事回数が少ない方がカロリーを抑えやすいのでは?
たしかに1回の食事で同じ量を食べるのであれば食事回数が少ない方が痩せます。
でも、食欲が整っていればの話です。
食欲が乱れている人は逆効果
食欲が乱れている人の空腹時間が長くなると、食欲が増してドカ食いをしやすくなります。
ダイエットのために1日2食にしたのに逆効果になってしまうんです。
そもそも食欲が整っているのならそんな簡単に太ることはありません。
痩せられずに困っている人のほとんどは食欲が乱れています。
乱れた食欲を無理に抑えるのは難しいです。
1日2食で痩せる人もいますが、それはその人の体質や生活に合っていただけです。
痩せた人をマネしても簡単に痩せないのはあなたに合ってないからです。
【生活スタイル別】おすすめの食事回数

食事回数に絶対的な正解はありません。
生活スタイルによって食事回数は変わる
1日何食でも痩せることはできるので食事回数にこだわらなくても大丈夫です。
でも、あなたの生活スタイルに合わない食事回数にはしないでください。
食事回数を無理に変えない方が良い
今まで1日3食で食欲が整っていたのに、SNSで「1日1食は痩せる」という情報を見て実践したとします。
1日3食の人が1食にしてしまうと空腹時間が長くなってイライラしやすくなりますし、血糖値のコントロールが難しくなります。
今まで上手くいっていたものを無理に変えるのはリスクが大きいです。
食事回数について生活スタイル別の食事回数をまとめたので、あなたにはどれが合いそうか考えながら読み進めてください。
朝が忙しい人
朝が忙しくてゆっくりと朝食を食べる時間が無い人は、1日2食でもいいかもしれません。
ただ、朝食に何も食べないと低血糖になりやすいです。
特に女性は低血糖の人が多いので、何も食べないよりは食べた方が良いです。
バナナで糖質、プロテインでタンパク質を補うのが1番簡単な方法だと思います。
まとめると、朝は時間も食欲も無いという人は朝食を抜いて1日2食でもOK。
時間は無いけど食欲はある人は、糖質とタンパク質を手軽に補給できるものを朝食にして1日3食。
朝が忙しい人にはこのどちらかが合いやすいと思います。
仕事の休憩が短い人
昼食をゆっくり食べる時間が無い人は間食で補うのがおすすめです。
朝食→普通に食べる
昼食→軽め
間食→軽め
夕食→普通に食べる
普通の昼食で食べる量を軽めの昼食と軽めの間食で分けるイメージです。
間食が無くても食欲が乱れない人は軽めの昼食だけでも良いですが、食欲が乱れて夕食の量が増えてしまう人は間食を食べた方が良いです。
仕事の休憩が短くてゆっくりと食べる時間が無い人には、1日3食か4食をおすすめします。
帰りが遅い人
仕事が忙しくて家に帰るのが遅い人は夜型の生活になっている場合が多いですよね。
夜型になるのは仕方がないので、食事のバランスをコントロールすることが大切です。
朝食→普通に食べる
昼食→しっかり食べる
間食→軽め
夕食→軽め
仕事終わりにお腹いっぱい食べたくなる気持ちはわかりますが、健康的に痩せるなら上記のようなバランスが理想です。
夕食を軽めにしていれば昼食の量は増えても大丈夫です。
昼食から夕食までの間隔が長いので、エネルギー切れになって仕事の質を落とさないためにも間食は必須だと思います。
帰りが遅いのに夕食をしっかり食べると睡眠の質が下がりやすくなります。
睡眠はダイエットだけではなく健康に与える影響も大きいので、睡眠の質と時間は死守したいところです。
補足:休日も食事のリズムを変えない方が良い
食欲が乱れない人であればその日の生活リズムに合わせて食欲も調整されます。
でも、食欲が安定していない人は生活リズムが変わることで食欲が乱れやすくなります。
「休日になるとお昼ぐらいまで寝ちゃうなあ」
「休日の方が食べ過ぎることが多いなあ」
という人は、生活リズムと食事のリズムを平日と同じようにするのがおすすめです。
ダイエットのことなんて気にしなくても自然と痩せるのが理想ですが、食欲が整うまでは意識したほうがいいです。
まとめ

1日何食だとしても痩せることはできます。
ポイントはあなたの生活スタイルに合っているかどうかです。
生活スタイルに合わない方法を無理に続けようと思っても挫折するだけです。
この記事の後半に書いた、「【生活スタイル別】おすすめの食事回数」を参考にして、あなたに合った食事回数を見つけてみてください。
ダイエットに大切なのは細かいテクニックよりも、無理なく続けられるかどうかです。
芸能人やインフルエンサーが痩せた方法があなたに合うとは限りません。
情報に踊らされずにあなたに合ったダイエットを続ければ絶対に痩せられます。