成功の基準ってないのかな?
こういった疑問に答えます。
「身長155cmの人は〇〇kgになればダイエット成功」というような明確な基準はありません。
目標にするのが体重の人もいれば見た目の人もいると思います。
だから何を基準にダイエット成功といえるのか難しいですよね。
この記事を書いている僕は今までに延べ2万人以上の健康をサポートしてきました。
その経験と知識からダイエット成功の基準が分かってきたので、出来るだけ詳しく書いていきます。
ダイエット成功の基準は無意識にある
ダイエットの成功は体重や体脂肪率では決まりません。
あなたの心と身体の状態がどうなっているのかで決まります。
ダイエットを意識しないことが成功
「ダイエットを意識しなくても自然と体重をキープ出来ている状態」
これがダイエット成功の基準です。
ダイエット成功の基準は学術的に定められてるわけではないですが、ほとんどの人が同意してくれる内容だと思います。
これを基準に今の心と身体の状態を考えればダイエットに成功しているのか判断できます。
痩せてからもダイエットを意識するのは辛い
めちゃくちゃ当たり前のことですが、ダイエットをして体重を減らせたとしても常にダイエットのことを意識して生活するのは大変ですよね。
ほとんどの人がダイエットに期限を決めますが、それはダイエットが辛いものだからだと思います。
でも、期限を決めて目標体重を達成してもダイエットをする前の生活に戻したらどうなるでしょう?
間違いなくリバウンドしますよね。
痩せてからもダイエットを意識するのは辛いから、期限を決めて一時的に頑張りたくなる気持ちはわかります。
その気持ちは理解出来ますが、その考え方でダイエットをしても本当の意味でダイエットに成功することはあり得ません。
2つのダイエットを比較してみる
「ダイエットを意識しなくても自然と体重をキープ出来ている状態」
というのを理解しやすくするために、2つの具体例を比較して解説します。
例1:カロリー制限で一気に痩せた女性Aさん
ダイエット前:体重60kg、1日の摂取カロリー約2500kcal
ダイエット方法:1日の摂取カロリーを1200kcalに制限、期間は2か月
ダイエット後:7kgの減量に成功し体重53kg
さらに1年後:リバウンドして体重60kgに戻る
例2:食生活の改善でゆっくり痩せた女性Bさん
ダイエット前:体重60kg、1日の摂取カロリー約2500kcal
ダイエット方法:食生活を改善する(カロリー制限は無し)
ダイエット後:1年で4kgの減量に成功し体重56kg
さらに1年後:ゆっくりと減量し体重55kgをキープ
架空のダイエッターAさんとBさんですが、おそらくほとんどのダイエッターはAさんと同じようなダイエットをしてしまうと思います。
Aさんのダイエットは短期間で見た目も体重も変わるのでモチベーションを保ちやすいですよね。
ボディビルなどのコンテストに出るような人はAさんのような短期的な減量が必要ですが、この記事を読んでいるあなたにはおすすめできない方法です。
それとは逆にBさんのダイエットは本当に痩せるのか不安になってしまうと思います。
「食生活を改善するだけで痩せるなんて信じられない」
そう考える人がほとんどだと思いますが、AさんとBさんのどちらになりたいかと聞かれれば全員がBさんと答えるはずです。
身体は毎日の生活習慣で出来ています。
60kgの人は60kgになる生活習慣があり、55kgの人は55kgになる生活習慣を持っています。
当たり前のことですが、この事を本当の意味で理解できていないとAさんのようなダイエットをしてしまいます。
Bさんのように「ダイエットを意識しなくても自然と体重をキープ出来ている状態」になる方法はこの後解説するので、Aさんになりたくない人は最後まで読んでくださいね。
ダイエットを確実に成功させる方法
ダイエットを確実に成功させる方法は1つしかありません。
PDCAを回すこと
ダイエットを確実に成功させる唯一の方法がPDCAを回すことです。
PDCAについては他の記事でも何度か紹介していますが、知らない人もいると思うので簡単に説明しますね。
PDCAはPlan(計画)、Do(実行)、Check(確認)、Act(改善)の頭文字をとった言葉です。
「計画を立てて実行し、その結果を確認して改善する」
このサイクルを回すことをPDCAサイクルと言います。
仕事ではPDCAサイクルが出来ている人もいると思いますが、ダイエットでPDCAサイクルを活用出来ている人は少ないと思います。
誰でも簡単に痩せる方法なんてない
PDCAサイクルがダイエットを確実に成功させる唯一の方法なのは、誰でも簡単に痩せる方法が存在しないからです。
カロリー制限や糖質制限、ハードなトレーニングなどでダイエットに成功している人もいないわけではありません。
他人から見たら大変そうなことでも、本人が苦しくなく自然と出来ているのであればダイエットに成功していると言えます。
でも、そういう方法でダイエットに成功する人はほんの一握りです。
一時的に痩せたとしてもほとんどの人は途中で挫折するかリバウンドします。
PDCAサイクルはとても地道な方法なので短期間で痩せたい人には向いていませんが、ダイエットを成功させるにはこの方法しかありません。
PDCAサイクルの具体例
先ほど登場した、架空のダイエッターBさんを例にPDCAサイクルを解説します。
食生活の改善でゆっくり痩せた女性Bさん
ダイエット前:体重60kg、1日の摂取カロリー約2500kcal
〇Plan(計画)
・運動は苦手だから出来るだけ動きたくない
・1日の摂取カロリーが多いので少し減らしたい
・摂取カロリーを増やしている原因が間食と食後のスイーツだったので買いだめを禁止する
・お昼にカップラーメンを食べることが多いので代わりにお弁当を作って持っていく
〇Do(実行)
・計画したことを1か月実行
〇Check(確認)
・体重に大きな変化は無い
・間食と食後のスイーツの量は減った
・お弁当を作る時間が無く、結局カップラーメンを食べてしまう
〇Act(改善)
・間食と食後のスイーツへの対策は継続する
・お弁当作戦を中止して、コンビニで栄養バランスを考えて買う(カップラーメンは禁止)
※このサイクルをひたすら繰り返す
最初からすべて計画どおりに上手くいくことは少ないと思います。
計画どおりにいくならダイエットに苦労する人はもっと少ないはずですよね。
Bさんのように無理なく自分の出来る範囲でPDCAを回すことが出来れば、時間がかかったとしても確実に痩せらせます。
カロリー制限のように短期的な変化は期待できませんが、
「ダイエットを意識しなくても自然と体重をキープ出来ている状態」
という本当の成功を手に入れるにはPDCAを回すしかありません。
インスタやYouTubeでダイエットの情報収集をしているかもしれませんが、ほどほどにした方がいいです。
PDCAを回しながらゆっくりと確実にダイエットしたい人がそれ以外の情報を見てしまうと、ダイエットの方向性がブレる可能性が上がります。
他人は他人、あなたはあなたです。
他人が成功した方法があなたに合っているかわかりません。
目先の短期的な成果よりも長期的な本当の成功をつかみましょう。